【県知事から”いいね”】WEB活用×大谷選手を軸にした地方創生の新モデル公開

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メディアワークスの舘口(@Tateguchi_T)です。

先日、岩手県を野球の聖地として”地域活性化”を提言するリプライを達増岩手県知事に向けてさせて頂きました。

*弊社で14年以上取り組んでいる、地域活性化用のアカウントからのリプライでした。

岩手県は、野球の聖地としてさらにPRを強化し、観光需要を喚起できる可能性があると思います。大谷選手関連の検索需要を活用し、旅行や特産物と結びつける施策や、日本中の大谷ファンが訪れる聖地としてのプロモーションなど、さまざまなアイデアが考えられます。@tassotakuya https://t.co/P2ylpmcUEp— 岩手県二戸市のタウン情報 二戸ナビ (@ninohe_navi) March 20, 2025

数々の一流選手を育んできた土壌として、全国から期待されている役割、まだまだ果たせる事があるのではないかと、常日頃から考えていたからです。

なんと・・・突然のリプライにも関わらず、知事からいいねを頂くことができました。

これは、現場の声を届けるまたとない機会と考えnoteにまとめていきます。

今回は、私の専門分野であるWebマーケティングの視点から、どのような事ができるのか一歩踏み込んだ具体案をまとめていきます。

目次

①岩手県公式、応援サイトの創設

大谷選手の世間の関心は特筆すべきものがあります。

記事執筆時点で、大谷選手関連の検索回数は約750万回

1クリックの価値は113円と推定され、単純計算するだけでも8億4750万円の情報価値があります。

そして、この価値はすべて大手メディアに吸収され、岩手県にはまったく還元されていません。

記事執筆時点での、大谷情報の経済価値

さらに、需要はこれだけでなく「大谷翔平  〇〇」といった、関連キーワードも充実しています。

情報価値を、単純試算するだけでも10億円を超えます。

これらの検索需要の一部だけでも取り込めば、岩手県全体にとってプラスの経済効果を生み出すことができます。

そして、県公式メディアとしてしっかりと取り組めば、実現は十分に可能です。

地元出身のヒーローを応援することで地域が元気になる取り組みが成功すれば、全国各地に成功事例として横展開が可能となります。

地方創生の模範事例となることを期待します。

以下、一歩踏み込んだ具体策です。

提案① 岩手県公式応援サイトの創設

岩手県が公式に監修して、大谷選手を応援するメディアを構築、日本中・世界中の情報需要を取り込む流れをつくります。

  • 岩手県公式の大谷選手応援サイトを立ち上げる。
  • 日本中・世界中の検索需要を取り込んでいく。
  • アクセスは広告収入に流さず、地元事業者への直接的な還元へ繋げる。

検索経由で流入してきた方々を、地元の事業主へと還元していくシンプルな仕組みをつくります。

コンセプトは”地元出身選手の応援”、肖像権や商標など権利関係に配慮しながら、可能な範囲で製作すれば問題になることはありません。

そして、この施策のターゲットとなるのが下記の対象。

提案② 野球少年向け教育ツアー

大谷選手が見ていた風景、吸っていた空気、マインドなどを追体感できる野球少年の為のツアーです。

実際にツアーに参加することで、「夢が目標に変わる分岐点」となる可能性もあります。

野球少年は、必然的にご家族様と一緒に来訪するケースが多くなるため、来県人数が増えて様々な需要が喚起されます。

全国各地のスポーツ少年団の団体向けに、アピールする方法もひとつです。

可能であれば花巻東学校とも連携をとり、

練習の冒頭だけ見学、指定期日だけなど、迷惑にならない範囲で練習参加・練習見学・施設見学なども行えれば理想的です。

学校としても、有望な選手をスカウトできる機会が創出できるため、長期的にWin-Winとなります。
※風紀を乱さぬよう事前審査制もあり。

野球少年以外の人間教育として

野球をやっていない子供にも、教育の観点から、世界で活躍する為の、様々な気づきや学びを提供するツアーという観点からも需要が喚起できます。

どんな風土や思想から、世界的な選手の素地が育まれたかを、実際に肌で感じてもらうことに価値があります。

大谷選手が取り組んでいたマンダラートチャートなどのフレームワーク構築、夢の叶え方などの講座をツアーに組み込むなど、学校では学べないマインドセットを、世界的な選手を輩出した岩手県でやる事に価値を見出す仕組みをつくります(夢を叶える県としてブランド創出)。

岩手にちなんで、目標を書いたフレームワークに手形などを押して、事務局で子供たちのフレームワークを保存し、

年に一度、目標の達成度を確認するようなリピーターツアー需要も喚起できるかもしれません。

提案③ 一般ファン向け聖地巡礼

  • 大谷選手ゆかりの地を巡る巡礼ツアーの企画
  • 地元商工会や観光協会と連携し、宿泊パックや限定商品を提供します。
  • 近隣市町村とも連携して最大限のおもてなしで、岩手県のファンを創出しリピーターの獲得を目指します。

大人向けにはご遍路様のようなイメージで、大谷選手の所縁の地を巡れるツアーの構築です。

いまは、多様性の時代。

テーマパークのような派手さだけが求められるわけではありません、自然な雰囲気に触れる「静かな感動」も大きな価値となります。

「地元を見てきた」という体験も、一生思い出に残るものとなり、大谷選手の応援にも一層力が入ります。

所縁の場所、現地でのテレビ試合観戦などもツアーに組みこむなど、大人向けの落ち着いたツアー内容にできれば理想的です。

ゆったりと、花巻温泉や地元旅館に宿泊して頂きましょう。

クロスセル需要も喚起

さらに、岩手県を訪れたファンが近隣地域を巡るクロスセル需要も期待できます。

県や商工会だけでなく、観光協会や交通機関、宿泊施設、旅行代理店などの協力を得て、広範囲に経済効果を波及させる仕組みづくりをしてもいいかもしれません。

ご満足いただけるツアーにできた結果、岩手県自体のファンとなって頂ければリピーターの醸成につながり持続的な成長の礎となります。

観光以外でもできることがある

また、観光以外にもサイト訪問者に訴求できます。

県内企業の魅力を紹介したり、岩手県の特産物をオンライン販売するなど、地方創生に対して多くの機会が生まれます。

ふるさと納税ページと連携するなど、様々な施策が検討できます。

結果的に、地元の税収向上、雇用創出、県ブランド価値の向上などにもつながり、地域全体の底上げ期待できます。

観光収入や地元事業者の支援に繋がる仕組みを作りだすことは、岩手県の持続的な活性化に向け、極めて有効な取り組みになると確信しています。

地元の理解が必要不可欠

こういった取り組みをする場合、必ず地元の方の理解が必要不可欠です。

中には平穏な暮らしを好み、必ずしも変化を望まない方もいらっしゃると思います。

そこで、地元住民が自ら観光ガイドになって雇用を創出したり、今後地域全体がよくなるという点を丁寧に説明、観光客との交流などから新たな可能性も生まれる点を伝えるなどビジョンを示し、ご理解いただくことが不可欠です。

一緒に応援することが力になる

ネット上では、「大谷の名前に便乗しない」という節度ある距離感を持った地域ということで話題となっています。

便乗ではなく”観光者とも仲間になり一緒に大谷選手を応援する”取り組みという位置づけでよいのです。

引用:numberweb

 奥州市役所をあとにして、大手通りから県道113号沿いにかけて水沢の街を散策する。平日の午前中ということもあってか、人通りは少なく、閑散としている。至るところで大谷のポスターやふるさと応援団のステッカーを目にすることができたものの、それもごくさりげないもので、率直に言って「大谷フィーバー」という雰囲気ではない。 誰もが知るヒーローの出身地でありながら、そのことを強く押し出したり、大谷の名前に便乗したりはしない。それがワールドシリーズ優勝直後の奥州市のリアルだった。

numberweb

これは、読み解くと、この記者の方も「地元では、フィーバーが巻き起こっているはず」「いや違うようだ・・・」と感じたに違いありません。

これは私自身が地域を盛り上げる取り組みを、起業して始めた際、痛感している点です。

新しい取り組みには、批判の声、憶測で否定をしてくる方、”地方”という言葉で一括りされることに、不快感を示される方も必ずいらっしゃるからです。

実体験から言える事ですが、多種多様な価値感を一丸とするという点については、個人事業主・中小企業中心では推進力が弱く、障壁が多すぎます。

その為、県や地元商工会や観光協会など、地元の自治体がロードマップをつくり旗を振って進める事がなによりも大切です。

自治体の取り組みであれば、胸襟を開いた話しあいが実現し、納得と相互理解が生まれます。

保守的な県民性である岩手県において 個人事業主・中小企業などでは決して実現しえない取り組みなのです。

こうした取り組みを成功に導くには、全体が一丸となった雰囲気づくりが不可欠。

根底にあるのは、地元の選手を応援する!そして、その熱を全国に波及させていくことです。

地方創生に求められるのは持続的な成果

地方創生というと、大きなイベント企画に目が向きがちです。

しかし、賑やかなイベントで大きな売り上げがあがったとしても、それが終わればいつもの日常に戻ります。

さらに、すべての地域事業者が、イベントの恩恵を受けられるわけではないのも辛いところ。

いま求められているのは、地域活性化のため特別な1日を創るというイベント創出ではなく、地域全体の日常を持続的に底上げする事です。

一過性のお祭りではなく、全ての人が恩恵を受けられるような、持続可能な成長を見据えたプラン構築が必要不可欠です。

地域全体が納得して取り組める、持続的な取り組みに昇華するには、県がリーダーシップを発揮するしかないと考えます。

地元のヒーローを、地方創生につなげる全国に先駆けた成功事例に

地域は、軒並みシャッター街となり大いに疲弊しています。

思い出の街並みを末永く残すためにも、新たな収益源の確保は喫緊の課題と考えます。

地域内の経済循環のみでは必然的に限界が生じますので、地域外からもしっかり需要を取り込めるかが今後の成長するか、衰退するかの大きな分水嶺です。

現代ビジネスの主役はスマホ、メディア創出し、ネットを通して観光資源を活かしていくこと。

県がこのような新たな取り組みを進めることで、地元経済に大きな波及効果が期待できます。

岩手県が全国の規範となり、地元が誇るヒーローを県を挙げて応援する取り組みにより”地方創生”を果たす。

全国に先駆けた成功事例をつくり、全国に広がる取り組みが生まれることを期待しています。

全体のロードマップ

全体のロードマップは下記のとおりです。

  • 県が“旗を振る”(コンセプトを作る・公認する)
  • 観光・商工部門と連携する
  • 学校・自治体・地域住民との合意形成も丁寧に
  • 小さくテスト → 成果をもとに拡大していく

参加者の声を聞きブラッシュアップを重ねていき、また、それらの声を発信していくことで、取り組みは広がっていきます。

SNSなどもフル活用して、全員が参加型の仕組みづくりでもさらに可能性は広がっていきます。

「少年よ大志を抱け」で有名なクラーク博士は、子供たちと共に世界を周遊する為の大型船をつくりましたが、参加者が少なく計画は頓挫しました。

その事例に学び、まずは大量の人を集める大型船ではなく、超小型の船から始め、一歩ずつ進めていく。

大谷選手が不可能と言われた二刀流を実現したように、岩手県でも不可能と思われていることを可能にする力は持っていると考えます。

ぜひ、全国に先駆けた成功事例となることを期待しています。

地方創生こそ、日本全体を活性化する原動力となります。

※私自身、地域活性化・Web戦略には14年以上携わっており、並々ならぬ情熱を持っています。必要であればいつでもご協力いたしますので、ご興味いただけた方はお気軽にご連絡くださいませ。 

tomohiro.tateguchi@mdws.co.jp

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この記事を書いた人

舘口 知弘のアバター 舘口 知弘 メディアワークス株式会社 -代表取締役

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