こんにちは、メディアワークスの舘口(@Tateguchi_T)です
今日は、SEO歴14年の経験ノウハウを交えて、成果をだすために大事な、非言語領域について解説していきます。
安定的に上位を維持し、自分の強みで勝つなら、機能的なアプローチだけではなく心理面へのアプローチも重要です。
認定心理士×SEOで圧倒的な成果を出すのがメディアワークスなら、検索順位でお困りなら、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

SEOにおける非言語領域、権威性とは

従来のSEO対策のイメージといえば、「キーワード選定」「タグ付けの最適化」「タイトルの工夫」「構造化データ」といった“表層的”な施策に目が行きがちです。
しかし、検索エンジンはコンテンツの“中身”だけでなく、サイトで言語化されていない「非言語領域」こそが順位付けに大きな影響を与えています。
事実、初回のSEO相談で最も多いのが
「なぜ、うちのホームページの方が内容が濃いのに、内容が薄い競合他社に順位で負けているのか?」
といった質問を頂く事もあります。
この挙動こそが、Googleが非言語領域の重要視している証左でもあります。
非言語領域については、この記事ですべてを語れるほど簡単ではないため、今回は権威性について解説していきます。
その中でも「権威性」という要素が、なぜ非言語的でありながらSEOに直結するのかを解説します。
なぜ非言語領域がSEOに影響するのか?
Googleの検索品質評価ガイドラインでは、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の重要性が長らく強調されています。
しかし実際には、SEO業者の中にも、この最も重要なE-E-A-T(イーイート)の概念をなんとなくしか理解していないケースが少なくありません。
この言葉を表面的に捉えるか、本質から深掘りして実装するかで、SEOの成果は大きく変わってきます。
なかでも今回のテーマである「権威性(Authoritativeness)」は、第三者や関連団体どれだけ信頼され、評価されているか”が問われる要素です。
つまり、「この人(あるいはこの会社)なら信用できる」と検索ユーザーに自然と感じさせる”空気感やシグナル”こそが、権威性の正体なのです。

権威性を示すには、同じ業界のメディアから引用されていたり、言及されているかという“横のつながり”が重要です。
権威性はなぜ非言語的なのか?


SEOにおいて「権威性」は極めて重要な要素ですが、それは単なる実績の数や肩書きだけでは成り立ちません。
本当の意味での権威性とは、他者からの信頼と評価が積み重なって形成される“空気感”に近いものです。
当然ながら、「私は権威があります」と自らアピールしても、それだけで信頼には繋がりません。
多くの場合、過剰な主張とみなされ、逆効果もしくは空回りしてしまうケースも少なくありません。
では、権威性はどのようにして生まれるのでしょうか?
それは、次のような非言語的な要素の積み重ねによって醸成されます。
- 関連メディアで本文中で自然に引用されていること
- 信頼あるメディアや専門サイトから被リンクを受けていること
- プロフィール写真に清潔感や信頼感があること
- サイト全体のデザインに統一感とプロフェッショナリズムがあること
- 実績紹介が誇張ではなく事実ベースで控えめに語られていること
- ユーザーからのレビューや推薦文が自然に掲載されていること
- 大学・専門機関・行政など、第三者の信頼に足る組織との関わりが見えること
これらのシグナルはどれも、「この人(この会社)は信頼できそうだ」と見る側が“自然と感じる”ことで成立する信頼の雰囲気です。
つまり、権威性とは言葉で主張するものではなく、見る人・関わる人が“そう感じてしまう状態”のこと。
視覚・感覚・文脈といった、非言語的な体験の総体によって構築されるのです。
検索エンジンにおける権威性は、“水面下”で評価されている
Googleは、検索結果の質を高めるために、人間の感覚に限りなく近づけるアルゴリズムの進化を続けてきました。
大事なのが、業界内におけるポジショニングです。
つまり、その分野の専門家からどう評価されているかという点です。
その業界外の素人の評価ではなく、業界内の関係性、「その人(企業)は業界でどのようなポジショニングにいるか」という“水面下の評価”をスコア化する仕組みを高度化させています。
たとえば、以下のような指標が、間接的に「権威性」を評価する材料になっています
- ブランド名で検索されている回数が多い
→ 名前で探される=ユーザーが認知している=信頼されている証拠 - 有名メディアや専門サイトからの被リンクがある
→ 他者に引用されている=専門性・信頼性が認められている - SNSや動画などで自然に言及されている
→ 世間が注目している=影響力を持っている
このように、Googleはコンテンツそのものよりも、“それを取り巻く周囲との関係値”を総合的に分析し、権威性を判断しています。
つまり、ユーザーの目に見えない“非言語的な信頼の積み重ね”までも評価対象になっているということです。
今日からできる、権威性を高める非言語的アクション
- 実績は「第三者の声」で語る
→「お客様の声」「メディア掲載実績」などで自分で語らない - 専門家として“自然にふるまう”
→プロフィールやコンテンツに一貫性を持たせる - “らしさ”を持ったデザインにする
→信頼される医療系、親しみある教育系など、業種に合った非言語設計を - ブランド検索を増やす
→SNS・動画・オフライン活動と連携し「〇〇さんのブログ」と探される仕組みを作る
まとめ|非言語こそ“選ばれる理由”になる
検索順位は、単なるテクニックで決まる時代ではありません。
「この人から買いたい」「この会社に任せたい」と思われるかどうか——その“理由”は、言葉の外側にあることが多いのです。
つまり、非言語領域の設計こそ、長期的にSEOで勝ち続けるための“見えない武器”となるのです。
表層的な言語より、“空気感で選ばれる存在”になっていますか?